利根川ナイト ~7/16 水郷(前編)
梅雨の明けていない利根川
私は確信を持って誰もいない河原におり立つ
まだ夜明けまでには間があるはずだが
低く立ち込めた雲が街の明かりを反射しているのかうっすらと周囲が見渡せる
私が手にしているルアーはジッターバグとラットアタットのみ
ジタバグをポケットに押し込んでまずはラットアタットを結ぶ
対岸まで数百メートルはあるであろう利根川に向かって思い切りロッドを振りおろす
夜風にさざなみが立つ利根川に心地よいラトル音を響かせ
ルアーは首を振りながら水面を滑る
反応はない
反応はないが生命感は溢れている
彼の存在も感じる
しかし
時折現れるのは決まって私の通すルアーのコースとは違う場所
どのくらい経ったであろうか
そろそろルアーのローテーションを考え始めた頃
突然水音とともにロッドにズンという感触が・・・
遂に来た!
彼はシャープな動きで右に左に走り始める
ジャンプ1発、2発、3発・・・
・・・ん? 彼はこんなに軽快だっただろうか?
思ったほどの重さはないので抜き上げると・・・
違う!彼ではない!
さらにキャストを繰り返し
利根川の水面にルアーの航跡を刻んでいく
彼と出会うために・・・
しばらくして水面が割れる音
しかしロッドの重みはさほど感じられない
こんなん出ました~^^;
夜遊び20UP君
いや~しかし狙うとなると釣れないもんです
ズーナマ君 ^^;
とってもアツい利根川の夜でした~
関連記事