入院12日目(手術9日後)

TanuCORO

2010年05月20日 00:50

入院生活残すところあと2日
最後の日は午前中に手続きを済ませて退院するつもりだったので、
病院で1日を過すのはこの日が最後・・・


早く家に帰りたくて仕方なかったのに切なさ少々(笑)


午前中のリハビリは数ヶ月前に同じ手術を受けた理学療法士さん
僕は術後の厳しさのことも考えず軽い気持ちで手術を受けてしまい
少なからず後悔をしていたところでしたが、
この病院に勤めている療法士さんだったら同じ頚椎手術を受けた患者さんをたくさん見てるはず・・・

”よく手術を受ける気になったなあ~”

最後の機会と思って聞いてみました。


きのこ大先輩:
「うん、手術を受ける人は割と若い人が多かったので自分もやるなら早いほうがいいと思って・・・」

きのこ後輩:
「先生が手術をあんまり簡単に言うのでうっかり騙されましたよ!」

きのこ大先輩:
「あの先生はこの手術を受けたことがないからね(笑)」


この療法士さんは術後3週間ほどで仕事に復帰したそうで色々教えてくれました。

 最初はいてぇ~いてぇ~と言いながら頑張って仕事をしたこと
 病院の中とは違い街中を歩くと最初はとても疲れること
 天気の悪い日や寒い日は今でも少々痛むこと
 そして・・・ 

きのこ大先輩:
「本当に手術をやって良かったのかどうか今でも分からないんだよね~」


手術というものは、
する前もした後もそして誰にとっても非常に難しいことみたいです。
自分も文字通り身を持って知ることとなりました。


それにしても顔見知りの看護師さんに座薬とか入れられたりするの
嫌じゃなかったのだろうか?
・・・聞いてみたかったけどその質問は自粛^^;


昼食前に屋上へ行って差し入れで頂いたバイク雑誌をパラパラ・・・



最近のバイク・・・ 全く分からないです。
2ストローク車は消滅しているし、
排気量大きいのばかりだし、
自分が持ってる「普通2輪」って免許、今時は中途半端なのかな?(・_・;)


午後は恒例の握力測定、本日はいよいよ集大成
前日は微熱もありましたがこの日はベストコンディション!


(>_<) 「ぎゅ~~~~~~~~~う!!」



・・・「47.5kg」 前日比マイナス2kg


とうとう退院までに50UPならず・・・
何事も超えられない壁ってあるもんです(;_;

ちなみに左は前日比1kg増の「42.5kg」で終戦でした。


少々肌寒い日でしたが夕方再び屋上へ




先週までは日当たりの良さそうな木を探してよ~く目を凝らさないと分からなかった桜、ちょっと探せば見つかるくらい咲き始めてきました。


すっかりおなじみとなったこの屋上
かつて卒業した懐かしい中学校やその近くのTV塔が良く見えたりして、
絶妙な季節、病院ともうじきお別れする気分も相まって切なさ120%(笑)

私的切なさソングが頭をぐるぐる回ります。
たとえばこんな曲・・・





”冬の終わり”は別れの季節、そして旅立ちの季節です。


入院生活最後の晩餐を済ませ
嫁が持ってきてくれた人形焼を食べながら退院の荷造りをしました。
嫁の見舞いも本日12回目でとうとう皆勤賞
まったく有り難いことで・・・ m(__)m


消灯前の病棟内をウロウロ
この日は手術が多かったらしくて遅い時間も先生方が行ったり来たりして慌しい雰囲気
邪魔にならないよう廊下の隅っこで軽くストレッチなどをしていると・・・


「後姿が可愛いね」
振り向くとそこに院長先生がにっこり!(^_^;)

きのこ:
「僕がですか?」

院長先生:
「うん、うん♪」


アレ、可愛いのか?





                                ↑アレ


もしかしてこの頭で社会復帰しても可愛いで済ませてくれるかな?(笑)

まあ何はともあれ院長先生の笑顔に入院生活も悪くなかったな~
最後は本当にそんな風に思えてきました。


最後の晩は手持ちの本を読みきってしまおうと少々夜更かし

栄光なき凱旋〈下〉 (文春文庫) 真保裕一 読了


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